あなたの知らない巻き爪の真の原因とは?~原因を知って正しく対処する

足の親指の爪のキワが、しょっちゅう皮膚に食い込んで痛くなる、という経験があるなら、それはもしかしたら巻き爪かもしれません。

本記事では、巻き爪の原因について解説していきます。原因がわかれば、対処しやすくなります。ぜひ、参考にしてみてください。

一般的にいわれている巻き爪の原因とは?

一般的に言われているのは、以下のとおりです。

1.爪の切り方
2.合わない靴や運動
3.急な体重増加
4.ケガ、打撲
5.病気や加齢による歩行不足

など、外からの圧や刺激によるもの。

また、あまり知られていない他の原因としては、

6.爪白癬(水虫)
7.化学薬品(のみ薬も含む)
8.栄養不足
9.先天的要因・遺伝

などもあります。

詳しくみていきましょう。

爪の外側からの力による原因説

これまで「外側からの力によって、巻き爪は起こる」というような考えが多くを占めていました。

具体的には

・合わない靴を履いたから圧迫されて巻き爪になった
・外反母趾で曲がっている親指に押されて巻き爪になった
・運動で強い力が繰り返しかかり、巻き爪になった

など。

今でも、このような説明をされることは珍しくありません。ネットで検索しても同じでしょう。

しかし、私たち巻き爪矯正の専門家からすれば、これはつじつまが合わないのです。

もし外からの力によって巻き爪が引き起こされるとすれば、爪にどんな変化が出るのか考えてみましょう。

たとえば、発泡スチロールのような板を両端から曲げるのをイメージしてください。

その場合、亀裂が入るのは必ず外側から・・・であるはずです。

つまり、爪の外からの圧迫が原因なら、上の図のように、爪の外側に変化があらわれるはずなんです。

しかし、ほとんどの場合で、巻き爪の患者さんの爪の表面にはそのような変化は見られません。

ということは、「外からの力が巻き爪の真の原因だ」とは、言えないということなのです。

巻き爪の真の原因は爪の内側にあった!

巻き爪の患者さんの爪を拡大して見てみると、多くの場合、爪の内側がザラザラと毛羽だったようになっています。

これは、垢やごみなどの汚れではありません。実は、まとまりを失ってバラけてしまっている爪の線維なのです。

健康的な爪では、このような線維のばらけはみられません。

ということはどうやら、巻き爪の真の原因は、爪の内側の状態にありそうなのです。

今まで知らなかった爪の話

私たちの爪は一枚に見えますが、実は3層に重なって1枚の爪を形成しているんです。

爪の成分は、ケラチンと言うたんぱく質でできています。そして、それぞれ性質の違うケラチンの層が重なって、1枚の爪ができているます。

爪の構造は、表面から、最表層、中間層、最下層に分けられます。

最表層と中間層は非常に硬い構造です。油分を含んでいるため、水分はあまり含みません。

つまり、「乾燥に強い性質」を持っているといえます。

しかし、最下層はまったく異なります。

そして、最下層の爪の線維がまとまりを失うことで、巻き爪を引き起こしていることが分かったのです。

最下層の爪は非常にデリケート

巻き爪に深くかかわる最下層について、もう少し見ていきましょう。

最表層・中間層とは違って、最下層は皮膚に接して伸びていきます。ピンク色にみえる爪の部分が、皮膚に接している部分です。

最下層は直接皮膚に接しているので、皮膚から常に水分を与えられながら伸びてきます。

つまり、最下層は、他の層と違って、水分を含みやすい性質を持っています。

つまり、最下層は十分にうるおった状態で伸びてきますが、皮膚を離れるところから急に乾燥した環境へと移っていくわけです。

しかし、お風呂や炊事などの水仕事をすると、再び最下層の線維は水分を吸収して膨らみます。

そして再び乾燥するときに、巻き爪になりやすい方は線維のまとまりを欠いたまま乾燥します。

水でぬれ、乾くたびに、最下層の線維がばらけてまとまりを失っていくのです。

結果的に、最下層が強く変形し、それが「巻き爪」というかたちであらわれます。

つまり、巻き爪の真の原因というのは、爪の最下層の乾燥にあるのです。

水や乾燥に強い最表層・中間層は、最下層の変形に引っ張られて変形しているにすぎません。

ですから、この層には、そもそもの原因は存在しません。

巻き爪治療をされている医師の中には、最表層を削ればよいと言う方もいらっしゃいますが、ここまで読まれた方なら、これは原因にアプローチしていないということがわかりますよね。

そして、私たちがおすすめしている「ツメフラ法」は、巻き爪の真の原因である「内側のトラブル」を、安全に確実に解決することができるんです。

ツメフラ法は、巻き爪の真の原因に、苦痛なく安全にアプローチすることができる

これが、他の巻き爪矯正方法との圧倒的な違いを生みだし、患者さんから圧倒的に支持される理由です。

最下層の保湿が重要

ということは、最下層をしっかりと保湿することが重要です。

①毎日のお風呂の時間に、しっかりと湯船につかりましょう。

巻き爪があると、体重のかけ方がかたよったり、歩きづらかったりして、足裏全体の血行が悪くなっておられる方が多いです。


血行が悪くなれば、健康な爪が生えるための栄養も行き届きません。


あなたはいかがですか?ぜひ、意識してみてください。

②お風呂上りはすぐ保湿ケアしましょう

せっかく湯船につかって足をうるおしても、お風呂上り後そのままにしていませんか?

血行がよくなった肌表面からは、どんどん水分が抜けていき乾燥がすすみます。

風呂上がりに、お顔の保湿ケアをするように、足の保湿もプラスしましょう。その時に、爪の内側まで保湿剤がいきわたるように丁寧にケアしましょう。

保湿剤は、高価なものやフット専用である必要はありません。使いやすいもの、すべりにくいものをお選びください。

(注)ただし、「尿素配合」のものは避けましょう。尿素は爪の成分であるケラチンに強い影響を与えるため、爪の保湿にはおすすめしません。

矯正+保湿ケアで改善が加速する

ただ、勘違いしないでください。

保湿は大事ですが、すでに巻き爪になってしまっている方が保湿だけをしても、巻き爪は治りません。

巻き爪の解決法は、あくまでも、これから新しく生えようとしている爪が巻かないように伸ばしてあげること(巻き爪矯正)です。

保湿ケアは、それをスムーズにする役目であって、保湿すれば巻き爪が治る、ということではありません。

私たちのおすすめしている「ツメフラ法」は、今つらい巻き爪の痛みを和らげるだけでなく、これから生えてこようとする爪をより健康的に伸ばすことができます。

さらに、装具は半永久的に使える耐久性にすぐれたものであるため、サロンでの矯正を卒業した後も、ご自宅でご自分で巻き爪予防するとができます。

当サロンで巻き爪の痛みから解放された多くの方が、「これならもっと早く受ければよかった」と後悔するほど、喜んでくださっています。

ひとりで悩まず、まずは相談を!

もし、あなたが巻き爪の痛みでお悩みで、でもどうしていいかわからず時間だけが過ぎていく・・・というような状況なら、まずはお気軽にご相談ください。

相談したからといって、矯正を受けなければいけないということはありません。

また、矯正を無理にすすめることもしません。腫れや出血、化膿があれば、まずは皮膚科への受診をおすすめしています。

お気持ちに沿うような形で、あなたにとって、もっともいい方法を探していきましょう。

おひとりで悩まず。まずはご連絡ください。

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