巻き爪治療は手術せず、矯正で治す---そういう方針の医師が増えてきています。

それでも、まだまだ巻き爪治療は、爪を抜いたり切ったりする「手術」が主流です。

巻き爪に関する知識がないばかりに、医師に進められるままに手術をして後悔することのないように、ここでは巻き爪治療の歴史についてお伝えします。

=目次=
巻き爪の手術の歴史
取り残される巻き爪治療
皮膚科医師が開発した画期的矯正法 ツメフラ
ひとりで悩まず、まずは相談を!
参考記事

巻き爪の手術の歴史

町田英一医師のホームページ を参考にさせていただきます。

巻き爪に関する手術で主流なのは、「オニヅカ法」と「フェノール法」です。

「オニヅカ法」とは、巻いている爪の部分を切除して縫い合わせる方法

「フェノール法」とは、切除した爪の根元を薬剤で焼いて爪が生えてこないようにする方法

この二つは、今でも多くの皮膚科や整形外科で当たり前に行われているものです。

ところで、この手術法がいつから行われているものか、ご存知ですか?

実は
・オニヅカ法 1967年(昭和42年)
・フェノール法 1969年(昭和44年)
なんです。

かなり古くからある手術だ、ということがわかりますね。

昔の医学では、「悪いものはすみやかに残らず取り除く」という外科的処置が基本でした。

昔は、胃や乳房なども病変が見つかれば、即全摘出でしたしね。

巻き爪手術も、今のような部分切除だけでなく、完全抜爪(しかも何度も!)もあったようです。

つまり、医学自体にそういう傾向があったのだといえます。

激痛をガマンして麻酔を打ち手術を行ったとしても、抜爪後に生えてくる爪は、高確率で再び巻いてしまいます。

1979年の文献で、陥入爪の手術に関して
・部分切除術の83%
・完全抜爪(!)の70%
は、再発したとの記述があります。
参考文献:町田英一医師のホームページ

取り残される巻き爪治療

時代は変わり、医療分野も今は、

・できるだけ残して切除する
・切らないで済む方法を選択する
というような、体への負担が少ない保存的治療がメインになりつつあります。

ところが、巻き爪治療にいたっては、なかなかそれが浸透しません。

それはなぜでしょうか?

それは、「爪」という分野が、そもそも医学の世界ではあまり注目されてない、ということがあげられます。

「爪」というのは、体の部位の中でも限局されており、掘り下げて研究するには地味な分野です。医師や看護師も、学生時代にしっかりと学んだ、という記憶がある人はいないでしょう。

このことから、爪の分野は、他の花形分野にくらべて専門家も少なく、置き去りにされてきた感があります。

巻き爪の治療についても、新しい治療法を積極的に開発・採用するということがなければ、機械的に昔のやり方を踏襲するのが当然といえば当然です。

軽い気持ちで皮膚科や整形外科を訪ねたところ、すすめられるままに爪を抜かれる・切られるという手術をされて相当痛い思いをした、という人も身近におられるのではないでしょうか?

痛い思いをして完治するのならともかく、再び巻き爪になったり、

残った爪組織が変なところから生えてくるなど、

想定外の後遺症で完治には程遠い状態になる人も多くいます。

悲惨な結果を生まないために、私たちにできることは何でしょうか?

まずは自分で情報収集して、巻き爪治療の現状を知っておくことです。

エラい人の言うことを鵜呑みにせず、自分で調べて自分で決める・・・という姿勢が、結果的に自分を守ることになります。

巻き爪に限ったことではありませんが、「人まかせにしない」という姿勢が大切です。

皮膚科医師が開発した画期的矯正法 ツメフラ

ですから、巻き爪を切らないかわりに矯正して治す、というのは、比較的新しい流れです。

爪を切らないで治す「保存的治療」には、いくつか種類があります。

▶参考記事:巻き爪の治療や矯正、いろいろあるけど何が違うの?

その中でも、私たちは現役の皮膚科専門医が開発した「ツメフラ法」をおすすめします。

なぜなら、この方法は従来の手術法に疑問をもった医師の研究開発により生まれたものだからです。

ですから、なぜ私たちが病院での手術をおすすめしないのか、それはこのツメフラ法の開発にいたった経緯を知れば納得いただけるのではと思います。

ツメフラ法を開発したのは、皮膚科の専門医である鈴木俊二医師です。

鈴木医師は、かつて手術による巻き爪治療を行っていました。手術した患者さんたちはその後受診に来ないので、それで完治しているものだと思っていたそうです。

ところがある日、勤務していた看護師の話を聞いてびっくりしました。

この看護師は、過去にフェノール術を受けたそうなのですが、その後もよくなるどころか巻き爪が再発し、爪の形もいびつに変形してしまったとのこと。

驚いて爪を見せてもらったところ、それは痛々しいものでした。

治ると信じてせっかく手術をしたのに、爪がこのようになってしまったらと想像してみてください。

すごくショックですよね・・・たしかに再び病院へ行こうとは思えないですよね。

そこで鈴木医師は、これまでの巻き爪治療が間違っていたものだったと気づき、根本治療をめざして研究開発に取り組まれたそうなのです。

そこで生まれたのが、私たちが導入している「ツメフラ法」です。

鈴木医師は、ツメフラ法を多くの病院で扱ってほしいと周知活動されましたが、当時、医療現場にはなかなか浸透しなかったそうです。

そこで、医師でなくとも取り扱えるようにと、民間療法として広めることへシフトされ、いまフットケアサロンや整骨院・整体院を中心に施術の受け皿が広がっているところです。

巻き爪の根本原因を考えれば、病院で行われている手術では、完治しえないこと。

複数の研究結果によれば、巻き爪の手術による再発率は40~70%。研究によってばらつきはありますが、半数以上が再発する・・・というのは、手術が根本解決にいたらない証拠でもあります。

それに比べて、ツメフラ法は、現役医師が開発した、「治療」に匹敵する方法であることは間違いありません。

それは、つけた瞬間から痛みがやわらぎ、安全に確実に矯正してくれるものです。

そして、巻き爪の矯正は、爪をぺったんこにまっすぐすることがゴールではありません。

おひとりおひとりの指のカーブに沿った、自然なかたちに整えることが「矯正のゴール」です。

ツメフラ法は、医療にも使われる超弾性の特殊形状記憶合金が、ゆるやかにしなやかに爪を本来の形へと整えてくれます。

装着している間に、今は得ている巻き爪をととのえてくれるだけではなく、これから生えてくる爪もより健康的に伸ばしてくれるのです。

ひとりで悩まず、まずは相談を!

もし、あなたが巻き爪の痛みでお悩みで、でもどうしていいかわからず時間だけが過ぎていく・・・というような状況なら、まずはお気軽にご相談ください。

「いきなり予約するのは不安だな」というお気持ちも、ごもっともです。

多くの患者さんも、最初は「まずは話を聞いてもらいたい」「爪の状態を見てもらいたい」というところからのスタートでした。

相談したからといって、矯正を受けなければいけないということはありません。

また、矯正を無理にすすめることもしません。腫れや出血、化膿があれば、まずは皮膚科への受診をおすすめしています。

お気持ちに沿うような形で、あなたにとって、もっともいい方法を探していきましょう。

おひとりで悩まず、まずはご連絡ください。

お電話でのお問い合わせは、出られないことがあるため、LINEでのご連絡をおすすめしています。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考記事

はじめにお読みください

巻き爪の治療や矯正、いろいろあるけど何が違うの?

あなたの知らない巻き爪の真の原因とは?

その方法で大丈夫?やってはいけない巻き爪ケア

巻き爪は手術しないで治す時代へ~保存的治療を選択しよう

巻き爪になりやすいか調べるセルフチェック法

当院の巻き爪矯正ツメフラ法について

②こんな時はどうしたらいいの?

陥入爪の痛みと対処法

巻き爪や陥入爪が化膿した時の対処法

爪の色が黄色や緑色に変わったら

③他の矯正方法について

マチワイヤー

VHO

B/Sスパンゲ


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澄田 順子(すみた じゅんこ)

澄田 順子(すみた じゅんこ)

「山口下関巻き爪矯正 アンリーシュ」院長。

※爪の硬さや変形の度合いにより個人差があります。
※あくまでも個人の感想で、効果を保証するものではありません。

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