スポーツをする高校生や大学生で、巻き爪・陥入爪に悩む人が増えています。
足の親指が痛いのは爪が当たるせいだろうと爪切りを頻繁にするうちに悪化して病院を受診。そこで「巻き爪・陥入爪」のことを初めて知るケースが多いようです。
巻き爪を適切な処置をしないままスポーツを続けると、思わぬトラブルを招きます。
=目次=
スポーツによる学生の巻き爪
爪が痛い時やってはいけない対処法
巻き爪に起因する疲労骨折
ひとりで悩まず、まずは相談を!
参考記事
スポーツによる学生の巻き爪
高校生の巻き爪、陥入爪の原因はほとんどがスポーツによるものです。
特にスパイクを履くような競技(陸上・野球・サッカー)は、靴のなかで足がズレないように靴ひもをしっかりとしめて、キツめに履く傾向があります。
その状態で、靴のサイズや形状が合わなかったりすると、親指が靴にぶつかって圧迫されて傷つき、腫れます。
そこから炎症が始まり、さらに悪化すると化膿します。
小さな傷ができて腫れただけでも足先は痛むのに、爪の角が当たるのでさらに激痛です。
爪が当たって痛むので、爪の先端を切り落とします。すると、一時的に痛みが楽になります。
しかし、爪が伸びてくるとまた痛みがあらわれるため、痛みが出るたびに爪を短く切るという悪循環が生まれます。
爪を斜めに切り落とすと、残った爪のキワに踏み込みの力が集中し、その力を受けて巻き爪・陥入爪が悪化し、痛みが強くなります。

画像引用元:相模原・町田巻き爪矯正センターブログ
※↑写真を見ていただくと、指の先端に不自然なしわが入っています。おそらくサイズの小さい靴を日常的に履いていて、指の先が圧迫され押しつぶされているのです。これでは靴を履いているだけでも親指は相当痛かっただろうと察します。
こちらの記事も参考に
子どもの巻き爪や陥入爪は早期発見がカギ!
爪が痛い時やってはいけない対処法
腫れて痛んでも、爪を絶対に短く切ってはいけません。痛むところをカットすれば一時しのぎにはなりますが、根本的な解決にはなりません。
爪が伸びれば必ず再発します。しかも、より悪化する方へ再発します。
このような場合、炎症を引き起こしている爪のくい込みを軽減すれば、傷の治りがすすみます。
しかし、爪を短く切ってはいけません。爪を短くカットするかわりに、まずはくい込んでいる部分の圧を減らすケアをしましょう。
具体的には、
- テーピングでくい込みを足裏方向へ引き下げる
- コットンをクッション材として爪の下につめる
こちらの記事を参考に
陥入爪の痛みと対処法
巻き爪や陥入爪が化膿した時の対処法
しかし、これはあくまでも痛みや炎症をやわらげるための応急処置です。
根本原因は爪の形状にあるので、これ以上痛みや炎症を繰り返したくなければ、はやめに巻き爪矯正を受けることをおすすめします。
もし一人での処置が不安だったり、分からなかったり、あるいは一人でやっても治らなかったりした場合には、当院にご相談ください。
当院は医療機関ではないため、傷の治療や処置はできませんが
- 痛みを和らげるセルフケアの指導
- ツボを刺激して傷の治りを早める施術
などを提供できます。
腫れがひどい、出血がある、膿が出ている、肉芽組織が盛り上がっているなどの所見がある場合は、医療機関で治療されることをおすすめします。

画像引用元:相模原・町田巻き爪矯正センターブログ
このような所見があった場合は、当院では施術できませんので、医療機関へまず入っていただくようになります。
いずれにせよ、様子見をせず、できるだけ早めに専門機関へかかることをおすすめします。
なぜなら、一度巻き爪になると、足腰に影響を与えて他の故障が多くなるからです。
爪にクセがついてしまうと、大人になって何十年たっても何らかの影響を受け続けるからです。
巻き爪に起因する疲労骨折
巻き爪の痛みをかばうことで、足の使い方にかたよりが出ます。そうすると足の骨の一か所に負荷が集中し、疲労骨折を起こしやすくなります。
疲労骨折とは、骨の一か所に負荷が蓄積して起こる骨折です。転倒や強打が原因で発生する通常の骨折とは異なるものです。
初期は軽い痛みや腫れ感のみですが、疲労骨折とわからずそのままにしていると、症状が進行してひびが入ったり、完全な骨折につながったりする場合もあります。
足の疲労骨折を起こしやすい部位
参考サイト:Dr.KAKUKO スポーツクリニック
*中足骨の疲労骨折=疲労骨折全体の約35%

画像引用元:Dr.KAKUKO スポーツクリニック
- ランニングの多い陸上の長距離、サッカー、ラクビ―
- バスケットボールなど素早い動きを要求される競技
- 爪先立ちやジャンプ動作の多いバレエダンサーや新体操
*脛骨(スネの骨)の疲労骨折=疲労骨折全体の約27%

画像引用元:Dr.KAKUKO スポーツクリニック
- バレーやバスケなどジャンプ競技
- ランニングの多い陸上の長距離やサッカー、野球
- ジャンプの多い男性ダンサー
様子見をせず早めの対応が悪化を防ぐ
この2つだけで、疲労骨折全体の6割を占めるほど好発部位であることがわかりますね。
ぶつけたり捻ったりという明らかな外傷がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがあるときは疲労骨折を疑いましょう。
痛みがある状態で無理に練習を続けてしまい、発見が遅れると、治りにくい「難治性骨折」や「偽関節」となる場合があります。
はやめに整形外科を受診して、診断を仰ぎましょう。
※シンスプリントや初期の疲労骨折に関しては、当院ではその痛みを改善し、回復をサポートすることが可能です。診断を受けたら、はやめにご相談ください。
こちらの記事も参考に
【スポーツ外傷】巻き爪でお悩みならぜひ当院に相談を
ひとりで悩まず、まずは相談を!
もし、あなたが巻き爪の痛みでお悩みで、でもどうしていいかわからず時間だけが過ぎていく・・・というような状況なら、まずはお気軽にご相談ください。
「いきなり予約するのは不安だな」というお気持ちも、ごもっともです。
多くの患者さんも、最初は「まずは話を聞いてもらいたい」「爪の状態を見てもらいたい」というところからのスタートでした。
相談したからといって、矯正を受けなければいけないということはありません。
また、矯正を無理にすすめることもしません。腫れや出血、化膿があれば、まずは皮膚科への受診をおすすめしています。
お気持ちに沿うような形で、あなたにとって、もっともいい方法を探していきましょう。
おひとりで悩まず、まずはご連絡ください。
お電話でのお問い合わせは、出られないことがあるため、LINEでのご連絡をおすすめしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考記事
①はじめにお読みください
②こんな時はどうしたらいいの?
③他の矯正方法について
▶VHO

澄田 順子(すみた じゅんこ)

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※爪の硬さや変形の度合いにより個人差があります。
※あくまでも個人の感想で、効果を保証するものではありません。
山口下関巻き爪矯正 アンリーシュの施術の特徴
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